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社名 | 有限会社 山本縫製工場 |
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代表者名 | 山本益美 |
所在地 | 香川県坂出市福江町二丁目5-9 |
電話番号 | 0877-46-4758 |
FAX | 0877-46-4030 |
昭和27年 | 山本高春 坂出市室町の自宅にて縫製業を創業。 |
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昭和35年頃 | 山本縫製工場を設立。 |
昭和37年2月 | 有限会社山本縫製工場として法人化。山本高春代表取締役就任。 |
昭和60年頃 | 中国からの研修生受け入れ(平成7年まで)。 |
平成4年 | 代表取締役に山本益美が就任。 |
平成12年 | 特許を活用したオリジナル製品づくりを開始。第一号商品メガネケースを開発。 |
平成15年 | トイレットペーパーケース「R-BOX」を開発。 |
平成17年 | インターネットショップを開設(自社サイト)。 |
平成18年 | 楽天市場にショッピングサイトを開設。 |
平成23年 | 腹圧ベルト「アセット」など新商品を開発。 Yahoo!ショッピングにショッピングサイトを開設。 |
先代社長(現社長、山本益美の父)山本高春は、10人きょうだいの次男。戦前には大阪の縫製工場へ丁稚奉公に出されていましたが、太平洋戦争で徴兵され中国へ出兵し、終戦後、郷里の坂出に戻ってきました。
結婚、就職を経て昭和27年ごろ、丁稚奉公時代の経験を生かして、自宅で家内工業的に縫製を始めたのが当社のスタートです。
昭和30年ごろには、高度経済成長が始まり、白黒テレビが家庭に普及し始めました。商社を通じて、テレビの画面にかける布製のカバーを受注。全メーカーのカバーを一手に引き受けて生産しましたので、一気に事業が軌道に乗りました。
昭和30年代後半になると、スポーツメーカーから受注した体操着が主力となりました。中学校の体育でみんながはいていた白いトレパンです。ある時、そのメーカーの方が、中綿の入ったナイロン製のジャケットを持ってやって来て「これと同じものを作ってくれ」と言われました。聞いてみると、当時まだ国内になかった、スキー専用のジャケットでした。わざわざフランスに渡って買ってきたのだそうです。そのサンプルを真似て私どもで作ったのが、おそらく日本で初めてであろう、スキーウェアでした。それから数年、スキーブームと共にスキーウェアの生産で大忙しとなりました。
昭和50年代には、アパレルメーカーから婦人服の縫製の仕事が舞い込み、様々なデザインのジャケットやワンピース、スカートなどに対応するために設備投資も行い、技術の習得に努めました。
昭和の時代は、順調に事業が伸びていきましたが、平成4年に現社長山本益美が経営を引き継いだ頃と相前後してバブルがはじけ、縫製業界も右肩下がりの苦境に陥ります。当社でも今までどおりの経営では立ち行かなくなると考え、まだ経営に余力があった平成12年、縫製事業を大幅に縮小。大胆なリストラを行ないました。先代社長が積み上げたものを一旦ゼロに戻すことは、会社を受け継いだ者としてのプライドとの戦いでもあり、大きな決断でした。
それから数年間は、婦人服の縫製を柱にしながら、じっと我慢の経営が続きました。
そんな折、特許に関する講習会を受けたことがきっかけで「我々の財産は縫製技術しかない。これを生かして新しいオリジナルな商品を作ろう」と、目からウロコが落ちたように新たな展望が開けたのです。お客様が困っていたり、あったら便利だけれど市販されていないものを、自分たちの手で作りはじめました。継続して取り組む婦人服の企画・縫製と並行して、新たな事業として独自性のある商品の開発を進めてきました。
自分で発想したり、お客様からいただいたりしたアイデアを元に、縫製技術によって次々と試作を重ねながら、オリジナル製品に仕上げていく。そこにはいろんなハードルがあります。クリアすべき課題は多いですが、私たちは自分たちの培った技術の礎を信じて、自社開発の商品を世に出しています。
山本縫製工場のブランドネームCSFは、「CUSTOM-MADE SEWING FACTORY」、つまり、お客様が本当に必要とするものを生み出していく、マーケットインの工場であることを意味しています。これからも、様々な方々のご要望やお客様の暮らしのお困りごとを聞きながら、それを自社の縫製技術を使って解決する、そんな製品をお届けしてまいります。
山本縫製工場は、50年以上の歴史の中で確かな縫製技術を培ってまいりました。特に婦人服のフルアイテム(ジャケットからスカート、ブラウス、カットソー、パンツまで)に対応でき、日本の一流のアパレルメーカーから、長年にわたって厚い信頼をいただいていることが私たちの誇りです。
多くのメーカーで縫製の工程が海外に移転される中、正真正銘メイドイン・ジャパンであり、技術の難しいものほど真価を発揮する、数少ない縫製工場であると自負しています。